「話がおもしろい人=コミュ力高い」わけではない 「自分の考えをどう伝えるか」より大事なこと
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大切なのは「相手の視点を理解するコミュニケーション」だという(写真:mits/PIXTA)
「コミュニケーション力が高い」=「話がうまい、話がおもしろい」と思われがちですが、脳科学者の西剛志氏によれば「それは誤解」だそうです。
コミュニケーション力が高い人に共通するのは「話のおもしろさ」ではなく「視点の理解」だと説く西氏の著書『結局、どうしたら伝わるのか? 脳科学が導き出した本当に伝わるコツ』から一部を抜粋・編集して、上手なコミュニケーションの取り方についてお届けします。
話がうまいこととコミュニケーション力は別物
私は長年、脳科学の研究をしています。なかでも「うまくいく人とそうでない人の違い」を主な研究テーマにしています。
仕事で、プライべートで、人間関係で、「うまくいく人」はどんな人なのか。その研究結果からわかったことがあります。うまくいく人といかない人の大きな違い、それは「コミュニケーション力」の差でした。
うまくいかない人の多くは、コミュニケーションが下手な人でした。一方で、うまくいく人はコミュニケーション力が高い人でした。ほかの能力よりも、コミュニケーション力がポイントだったのです。
これはつまり、「仕事がうまくいかない。どうしたらいいか?」と悩んでいたら、まずは「コミュニケーション力を磨くこと」だということです。
実はこのコミュニケーション力について誤解している人も多いようです。それは「コミュニケーション力が高い」=「話がうまい、話がおもしろい」と思われていることです。
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