バイデン米前大統領(82)が公表「前立腺がんの骨転移」早期発見や検査、主な症状、転移後の治療や予後などについて医師が解説

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ジョー・バイデン アメリカ前大統領=2025年1月5日(写真:Celal GunesAnadolu via Getty Images)

5月18日、82歳のジョー・バイデン前アメリカ大統領が、骨に転移した進行性の前立腺がんと診断されたというニュースが世界を駆け巡りました。排尿に関する症状が悪化したため医療機関を受診し、前立腺に小さなしこりが見つかり、今回の診断にいたったと報道されています。

この発表を受け、アメリカ国内外から心配と励ましの声が広がり、アメリカでは政党を超えて多くの政治家がエールを送っています。

そもそも前立腺がんはどんなことがきっかけで見つかるのか。気になる方も多いと思いますので、診断や予後なども含め、説明いたしましょう。

日本人男性で最も多いがん

前立腺がんは、男性の生殖器の一部である前立腺に発生する悪性腫瘍です。前立腺は下腹部の膀胱のすぐ下にあり、精液の一部を分泌する働きを持ちます。

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