今年の『THE SECOND』はここが面白い! 結成54年目のザ・ぼんちも出場 《漫才ブーム、ぼやき漫才、東西実力派が激突?》 見どころ徹底解説
駆け出し時代のマシンガンズ・滝沢は、『ヨシモトファンダンゴTV』(2000年から2008年まで放送していたCSお笑い専門チャンネル)ではりけ~んずの漫才を見て衝撃を受け、「ネタを書き起こしたり、言い方をまねしたりしてた」という。ぼやき漫才の師弟対決ともいうべき戦いは、いったいどちらに軍配が上がるのか。
マシンガンズと同じく、芸歴を重ねていぶし銀の味わいを感じさせるのが、モンスターエンジンの西森洋一と大林健二だ。コンビ歴は19年目だが、『あらびき団』(TBS系)で披露したコント「神々の遊び」が早々に世間から注目を浴び、『M-1』と『キングオブコント』のダブルファイナリストになったこともありベテランの雰囲気が漂う。
加えて、ノックアウトステージでは過去の『M-1』決勝ネタで勝利している。白髪の西森が“おじさんの面白さ”をまとう今、大会を掻き回すのは彼らかもしれない。
トップ通過で勢いに乗る囲碁将棋
今大会の優勝候補を1組だけ選ぶとしたら、囲碁将棋の文田大介と根建太一を挙げる方が多いのではないだろうか。

『M-1』では6度の準決勝進出、2011年から2014年まで開催された『THE MANZAI』では2度の決勝進出を果たした実力派。周囲の芸人から「東京の漫才師が憧れる漫才師」とリスペクトされる一方で、「『M-1』ラストイヤーの敗者復活戦で国民審査最下位」とイジられもする愛すべき漫才コンビだ。
初年度の『THE SECOND』では、苦杯を喫した。準決勝でギャロップと対戦し284点で並んだものの、大会ルールに則って「とても面白かった:3点」の人数で下回り姿を消したのだ。あまりに惜しい敗戦を経験し、結成22年目で2年ぶりにリベンジを図る彼らは、今年のノックアウトステージで圧倒的な結果を残している。
「32→16」で大会史上最高得点となる297点、「16→8」で287点の高得点をマーク。過去2大会のデータでは、「32→16」と「16→8」の得点を足してトップ通過した組が優勝している。これに照らし合わせて、今大会2位通過のマシンガンズ(574点)を大きく引き離す囲碁将棋(584点)が最有力との声も少なくない。
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