「キングオブコント2023」混戦必至!決勝の注目組 巧みな中堅組と粒ぞろいの初出場組の戦い
10月21日、いよいよ日本一のコント師を決定する大会『キングオブコント2023』(TBS系)の決勝が放送される。
昨年はビスケットブラザーズが歴代最高得点となる963点(1本目:481点、2本目:482点)で優勝。今大会でその記録が更新されるのか注目されるところだ。
ファイナリストは、ゼンモンキー、隣人、ファイヤーサンダー、カゲヤマ、サルゴリラ、ラブレターズ、蛙亭、ジグザグジギー、や団、ニッポンの社長の10組。今年は例年以上にユニークな組が揃った。
かつてないほどレベルが高かった準決勝
というのも、かつてないほど準決勝のレベルが高かったのだ。ここ数年、全体的にネタの精度が上がっていると感じてはいたが今大会ほどではなかった。敗退組の中でも、例えば芸人トリオ・えびしゃは若者らしい感性でゲーム系のネタの可能性を広げていたし、滝音は老夫婦の機微と意外性のある展開で会場を沸かせていた。
あかつ、キンボシ、めっちゃ、ゆんぼだんぷ・カシューナッツの5人によるユニット・連合稽古は相撲に特化したシュールな世界観で笑わせ、ジャングルポケットのネタ「定食屋」は今のあの3人にしか出せない今大会屈指の強いネタだった。
また、キャラの濃さとワードセンスで笑わせるシカゴ実業、東京の小劇場を沸かせ期待されていたシティホテル3号室も掛け値なしに面白かった。すぐに思い浮かぶだけでも、これだけの魅力的な面々が敗退している。
いかに今大会が熾烈な争いだったのか、まずはその雰囲気だけでも伝わればと思う。
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