出会い系アプリ「ペアーズ」が韓国市場へ本格進出。“真剣な出会い”のためのアプリへの期待が高まり、急成長を見込む

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また、Match Group内では、ペアーズは真剣な恋愛・結婚志向のアプリとして位置づけられており、Tinderやアザールなど他のグループアプリとは異なるセグメントをターゲットにしている。このポートフォリオ戦略のもと、ペアーズはアジア市場での真剣な出会いアプリの中核になることが期待されている。

累計2500万人の日本市場での成長戦略

日本市場では累計登録者数が2500万人を突破し、新規登録者数も堅調に推移しているという。山本CEOは「結婚したカップルの4人に1人がマッチングアプリをきっかけに出会っており、マッチングアプリが最大の出会いの場になっている」と現状を説明した。

4人に1人がマッチングアプリをきっかけで結婚
4人に1人がマッチングアプリをきっかけで結婚しているという調査もある(筆者撮影)

しかし「まだマッチングアプリを使うことに抵抗がある人がいる」として、韓国進出と並行して国内でも成長戦略を推進。「オフラインでのマッチング強化」「マッチングクオリティの向上」「安心安全の強化」を残る3つの戦略的挑戦として掲げている。

具体的には、ジョイサウンドとの業務提携によるオフラインイベントの全国展開や、プロフィールに書きづらい価値観を登録できる「本音マッチ」機能の強化(現在150万アカウントが利用)、eKYCやマイナンバーカードICチップ読み取りによる本人確認の徹底などを進めている。

オフラインでのマッチングイベント
ペアーズではオフラインでのマッチングイベントも拡大している(筆者撮影)
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