出会い系アプリ「ペアーズ」が韓国市場へ本格進出。“真剣な出会い”のためのアプリへの期待が高まり、急成長を見込む

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日本市場も「3強」による寡占状態にある。Match Group(ペアーズ・Tinder)、エニトグループ(with・Omiai)、タップル(タップル)の3グループで市場の大部分を占め、新規参入の余地が狭まっている状況だ。LINEが2020年に立ち上げたマッチングアプリ「LINE HOP」はわずか2年で撤退するなど、既存プレーヤーのユーザー基盤の強さが際立っている。

韓国を選んだ理由は「成長余地」と「真剣な出会い需要」

山本CEOによれば、韓国のマッチングアプリ市場は人口が日本の約半分にもかかわらず、市場規模は日本の4分の1程度にとどまっており、今後の成長余地が大きいという。また、韓国市場では現在カジュアルな出会いを目的としたアプリが中心だが、真剣な交際を目的としたサービスへの移行期にあり、ペアーズのような真剣な出会いを提供するアプリの需要が高まっていると分析している。

韓国版ペアーズ
韓国版ペアーズ。日本版の機能を踏襲し、一部現地のユーザーに合わせたローカライズを加えている(筆者撮影)

「マッチングアプリの市場は基本的にカジュアルなアプリから先に成長し、その後真剣な出会いを求めるアプリが伸びるという特徴があります」と山本CEOは説明する。韓国では一部のエリート限定や資産家限定といったニッチな真剣交際アプリは存在するものの、より間口の広い真剣な出会いを提供するサービスが求められているという。

山本竜馬CEO
エウレカの山本竜馬CEO(筆者撮影)
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