マッチングアプリ「ペアーズ」が韓国市場へ本格進出。“真剣な出会い”のためのアプリへの期待が高まり、急成長を見込む
実は2017年にもペアーズは韓国市場にテスト的に進出した経験があるが、「時期尚早だった」と山本CEOは振り返る。今回は8年を経て市場環境も変化し、本格的な投資と戦略をもって再挑戦する形だ。

韓国進出に合わせて、現地インフルエンサーを起用してポップアップキャラバンを展開した(筆者撮影)
グローバル展開のためのプロダクト刷新
韓国進出に向けて、ペアーズは日本のみを想定して開発されていた従来のプロダクトを一から作り直し、グローバル展開可能なシステムに刷新。各国の特性に合わせたカスタマイズも可能にした。
例えば韓国版では、「本音マッチ」機能の内容を韓国のユーザー調査に基づいて最適化。また、本人確認方法も韓国で一般的な「PASS」という通信キャリアを介した認証システムを採用するなど、現地に合わせた対応を行っている。
山本CEOは「これまで10年以上日本だけで展開してきたプロダクトをグローバル展開できるように開発し直した」と強調。Match Groupの傘下企業であることを活かし、グローバル展開におけるグループのノウハウやリソースも活用できる強みがあるという。
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