「マッチングアプリ婚」を後押しする、陰の立役者 ペアーズの「質」は、どのように作り出されるか

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マッチングアプリで知り合う男女
「マチパ(マッチングパフォーマンス)」に効率性だけを求めると、「いかにたくさんの人と出会うか」が焦点になります。が、候補が多すぎても困ってしまうのが現実です(写真:TKM/PIXTA)
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春は出会いの季節。新しい生活、新しい職場や学校などで、人間関係が変化し、新しい出会いのチャンスも数多く……というのは多くの人にとっての定番のイメージだ。しかしそんな出会いにパフォーマンスが求められるとしたら、どうだろうか。そもそも、出会いのパフォーマンスとはいったい何か。

新たな○○パである「マチパ」

「コスパ」(コストパフォーマンス)、「タイパ」(タイムパフォーマンス)という言葉が頻繁に聞かれるようになって久しい。支払うお金や費やす時間に対して、効率的なリターンを得られるかどうか、という意味合いで使われている。

しかしZ世代たる大学生に話を聞くと、メディアで流通する「○○パ」には違和感があるそうだ。

彼らに言わせると、オジさんたちは効率性ばかりに着目しているが、それは自分たちの感覚にフィットしていないという。パフォーマンスの中身には、感情、例えば「満足度」や「感動」といった尺度が含まれており、単なる効率性を高めても意味がない、と言い放つ。

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