
また、7人乗り仕様車では、2列目のキャプテンシートにオットマン機能も追加している。乗員の体格や好みに合わせた角度調節ができ、ゆったりと両脚を伸ばして着座できる、いわゆる「足置き」がオットマン。まるで高級なソファに座ったような感覚を味わえることで、今や数多くのミニバンなどに採用されている人気の装備だ。ステップ ワゴンでは、従来、スパーダにしか採用されていなかったが、これもユーザーからの要望が多かったことで、エアーEXにも追加。これにより、2列目シートの乗員が享受できる快適性の高さは、エアーEXとスパーダでほぼ互角になった印象だ。
スパーダと同等の装備

スパーダにしかなかった機能では、ほかにも電動で開閉する「パワーテールゲート」も追加。しかも採用したのは、ゲートを開く位置を記憶できるメモリー機能を改良したアップデート版だ。新型では、自動で開くテールゲートの最小開度を従来の52度から22度に変更。テールゲートを開けるのに必要な車両後方のスペースを約910mmから約480mmと半減している。これにより、たとえば、車両後部にあまりスペースがない駐車場でも、テールゲートを少しだけ開けて荷物をラゲッジ内に収納することが可能。狭いスペースも多い日本の駐車場事情によりマッチさせた仕様となっている。


さらに新しいエアーEXには、運転席、助手席、後席の3つのゾーンで、温度を設定できる「トリプルゾーンコントロール・フルオートコンディショナー」を採用。運転席と助手席はセンターコンソールのスイッチで操作可能。後席の空調は、2列目の天井部にあるスイッチで操作できる。加えて、USBチャージャーも、従来の1列目だけでなく、2列目用と3列目用を追加。乗員がどの席に座ってもスマートフォンやタブレットPCなどを楽しめる工夫も施している。
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