「強い職場」に共通する30代の活かし方[第2回]--ほったらかし、貧乏クジ、氷河期……だからこそ、30代は希望の星

「強い職場」に共通する30代の活かし方[第2回]--ほったらかし、貧乏クジ、氷河期……だからこそ、30代は希望の星

「はっきり言って、管理職にはなりたくありません。責任が増えるだけで給与もあまり上がりませんから、何もメリットがありません」

「上司の姿は私の目指すべき姿だとは思えません。自分の方向性を見失っています」

「この会社には未来がありません。みんなあきらめてしまっています」

すべて30代社員から聞かれた言葉である。

現代の30代社員とは、どんな世代か

30代社員に何が起きているのだろうか? 「平成20年国民生活基礎調査」(厚生労働省)によると、1998年から2007年にかけて、日本の世帯所得の平均が655万円から556万円へと、99万円減少している。世界に目を向けると、インドでは、日給2ドルで働いている人がいる。グローバル化が進むと、同じ価値の仕事に対して同じ対価が支払われる世の中に移行していくであろう。

そうすると、日本と途上国の給与格差は埋まる方向で推移するだろう。そうなると、ますます日本の平均給料は下がる計算になる。このような背景もあり、「一生懸命に働いても給料は上がらない」と感じている30代社員が増えているのだ。

「管理職をこれ以上増やせない。制度に限界がある」とは、ソフトウエアメーカーの人事担当者の言葉だ。バブル時代入社の40代社員が管理職のポジションを占めているので、30代に役職を与えたくても与えるポジションがないのだ。責任あるポジションに就いて、活躍したいと思っても、制度的に限界が来ている会社も多い。

 

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成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。