「強い職場」に共通する30代の活かし方[第2回]--ほったらかし、貧乏クジ、氷河期……だからこそ、30代は希望の星

 

30代に今、広がる“ぶら下がる”という生き方

昇進・昇格(上)を目指すわけでもなく、転職(横)をするわけでもない。ただ、どうすればいいのかわからないのである。組織の理不尽さは十分に感じてきている。だからこそ、今さら、正論やあるべき論を語ろうともしない。

熱くなっても、傷つくのは自分だと思っている。自らが「変わろう」としないばかりか、そのようなあきらめ感により、「変わろう」と声をかける人に対しても、「無駄だからやめておけ」という思考に陥る。

行き先がわからないから立ち止まっていると言ってもいい。変化をすることが自分にとってリスクであると感じているのだ。そして、変化を嫌う「現状維持型」の人材になっていく。「現状維持型」であれば、自分の意思で動くことによって失敗することもないし、また、無理だったと余計なあきらめ感を抱くこともなくなる。人に言われたとおりに、言われたことだけをこなすことで、自分が傷つくというリスクを回避することができるのだ。

本当はおかしいのではないかと思っていても黙っている。本当は「こうしたい」という思いがあっても黙っている。そうするとしだいに、自ら考えても行動しない人になっていくのだ。

これが、“ぶら下がる”という生き方である。

しかし、当の本人たちにとっては、“ぶら下がる”という生き方が、この時代において、最も合理的な生き方なのだ。

 

キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 本当は怖い住宅購入
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 令和を生きる若者のための問題解決法講座
  • 精神医療を問う
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
イオン23年ぶりトップ交代<br>新社長に2つの重い課題

GMS(総合スーパー)最大手のイオンが23年ぶりの社長交代を決めました。ただ、目下のグループ経営は、低採算にあえぐGMS事業、緒に就いたばかりのネットスーパー事業と課題が山積。荒波が押し寄せる船出で、針路が注目されます。

  • 新刊
  • ランキング