コーヒー1杯1100円の衝撃!3年前に撤退の『ホノルルコーヒー』が”再上陸”、意外と“ハワイっぽくない”のはなぜ?現地を訪れ徹底レポート!

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原宿店の外観
原宿店の外観。壁は黒で塗装され、ロゴもモノクロに変わっている(写真:筆者撮影)

一連の変遷を振り返り、改めて“新生ホノルルコーヒー”の店舗を見ると、かつて感じた記憶との違いが浮き彫りになる。佇まいがシックで、どこか“ハワイらしさが控え目”なのだ。

外観は黒で塗装され、以前は緑を基調としていたロゴがモノクロになっている。メニューが記載された立て看板からも、SNS映えするメニューで客を呼び込んでいるわけではなさそうだ。

“新旧ホノルルコーヒー”の違いも気になり、15分ほど先客を待って入店すると、ビジネスモデルの違いも浮き彫りになった。

顕著な“高級路線”

まず実感するのは、高級路線が顕著に見て取れる。アイスコーヒーは、撤退直前の400円前後から680円(以下、すべて税込)に。アイスティーは350円前後から倍近くの630円にシフトしている。さらに看板商品のハワイ州コナ地区の豆を使用したコーヒーは、1杯1100~1200円と強気の設定だ。

コナエステートセレクション
コナ豆を使用した「コナエステートセレクション」苦味は控えめだがコクが深く、雑味のない味わいでフルーティー(写真:筆者撮影)

フードに関しては、撤退以前との比較が難しいが、現体制ではアサイーボウルが1500~2200円、パンケーキが1300~1500円に据えられている(旧体制のメニューは店舗や時期によって値段が異なる)。

アサイーボウル
アサイーボウルは、イチゴ、バナナ、ブルーベリーなどが乗っている。カップに入っていてコンパクト(写真:筆者撮影)

加えて、メニュー数も絞られている印象だ。パンケーキは2種類に厳選され、かつてあったフレンチトーストは見当たらない。再上陸から日が浅いからかもしれないが、ラインアップはコンパクトに収まっている。

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