年間600万人も利用!「映画ランド」運営の裏側 《日本映画界への思いをジェイソン・ウォンCEOに聞く》

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映画ランド mov
映画チケット予約情報プラットフォーム「映画ランド」では、観たい作品の検索から座席予約まで一括で行うことができる。 (写真: マナゴン / PIXTA)

映画館の上映時間や混雑状況を一発検索

映画館で映画を観ようと思い、座席を予約する際に「映画ランド」というアプリを使用したことがある人も多いのではないだろうか。

2014年にリリースされた映画チケット予約情報スマートフォンアプリ「映画ランド」は、2015年に「映画ランド株式会社」を設立し、法人化。

映画のオンラインチケット予約が可能な全国の映画館の上映時間や混雑状況を一発検索し、そのまま座席予約まで行うことが容易とあって、利用者は急増。対応劇場数が国内最大級で、年間600万人が利用している。

また近年は日本映画製作者連盟、外国映画輸入配給協会、モーションピクチャー・アソシエーション(MPA)、全国興行生活衛生同業組合連合会という国内の主要4団体で構成される「映画館に行こう!」実行委員会に製作協力企業として参加するなど、映画業界内でもその取り組みが高く評価されている。

そんな「映画ランド」を立ち上げたジェイソン・ウォン氏は、新たな法人を設立し、映画やドラマなどの映像コンテンツを世界的に流通させる「mov 株式会社」を立ち上げた。

映画の電子パンフレットや特典映像などのデジタルグッズを販売するマーケットプレイスと、アメリカや中国など世界的に市場が拡大しているショートコンテンツを中心とした配信プラットフォームもスタート。こちらは世界177以上の国と地域で展開しており、中華圏、英語圏のユーザーも多数取り込んでいるという。

そこで今回は映画ランド株式会社とmov株式会社の代表取締役CEOを務めるジェイソン・ウォン氏に、「映画ランド」「mov」の取り組み、日本のコンテンツを世界に発信することの意義、そして日本の映画業界への思いなどについて聞いた。

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