子どもが学校に行かなくなったときの対処法は? 頭痛・自傷・いじめ・・・「5つのケース」を児童精神科医が解説
対処のポイントと理由
①対処法は状況や理由で異なる
②精神疾患に陥っている可能性があれば受診する
③家族以外で一緒に子どもを支援する人や社会資源が必要
①身体疾患が隠れていないか調べてもらう
②毒になるくらいなら、学校へ行く必要はない
③「訪問看護」を受けられることもある
不登校や登校しぶりの場合、対処法は状況や理由で異なります。
●頭痛や腹痛など体調不良を訴える場合
まずは、身体疾患の可能性を除外することが必要です。お腹が痛いと訴えて不登校になった中学生を検査したら、慢性の大腸の病気だった、ふらつきを訴えている子を調べてみたら重度の鉄欠乏性貧血だった、などということがあります。
●朝、起きられない場合
まずは、睡眠の問題をチェックする必要があります。さまざまな理由で寝つきの時間が遅ければ、朝、起きられないのは当然で不登校につながります。うつ状態などで睡眠の質が悪いこともあります。十分に寝ていても朝、起きられないときは、別の要因を考える必要があります。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら