《東京から消滅》一世を風靡した"歌うアイス屋"「コールド・ストーン」がまもなく残り1店舗に。最盛期は34店舗も、なぜ人気は定着せず?

一大ブームとなったコールド・ストーン。その名を久しく聞いてなかったが、まさかの閉店。これを機に足を運んでみた(筆者撮影)
コールド・ストーン、もうすぐ残り1店舗に
コールド・ストーンの原宿店が閉店するらしい――3月末、そんなニュースが飛び込んできた。
客前でマイナス9度に冷えた御影石の上で具材と混ぜ合わせるアイスクリームの専門店、「コールド・ストーン・クリーマリー」(以下、コールド・ストーン)。混ぜ合わせる際、スタッフが歌うことでも話題を呼んだ。

冷たい石の上でアイスや具材を混ぜ合わせる(筆者撮影)
2005年に東京・六本木に日本1号店がオープンすると「歌うアイス屋」としてたちまちブームとなり、店は大行列。全国に店舗が増え、最盛期は34店舗あったという。
あれから約15年――ブームは下火となり、2025年4月現在、国内で営業しているのは3店舗。4月28日には都内の原宿店が、5月6日には栃木県の佐野プレミアム・アウトレット店がそれぞれ閉店し、残るは三重県の三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島店の1店舗のみになるというのだ。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら