昔の入試とは全然違う… 変わりゆく「大学入試」 東大生が選ぶGWに読みたい《最新》参考書5選
④ 大学入試 基礎からの英文解釈クラシック
最近の英語は、非常に文章が長く、読解のスピードが遅い人はかなり点数が落ち込む傾向にあります。分量は年々増えていて、求められる水準は以前の数倍になっているという話もあります。
そんな中で、おすすめしたいのがこの「基礎からの英文解釈クラシック」です。この参考書は、「自動的に正しく読めるようになる」がテーマであり、「読解の筋力」を鍛えてくれます。文を見て、「ああ、こういう構文だな」というのが見抜けるようになることで、読解のスピードを上げてくれるのです。
この本で書かれている内容としては、今までの英文解釈の内容と大きな乖離はありません。「クラシック」との名前の通り、過去の英文解釈の参考書と比べて違うポイントはそこまでないように感じられます。
しかし、英語はほかの科目に比べて、勉強法が非常に作り込まれていて、かつ、今まで研究されている勉強法のほうが、むしろ効果が出る場合があります。逆に新しい勉強法を試し続けている人のほうが、成績を落としてしまうことも多いです。
最近はテクニカルな速読法や共通テスト対策が流行していますが、東大生の間では「結局、英文解釈を頑張るのがいちばんの近道」だと言われています。品詞・文型・句と節など、基礎的な部分を徹底したほうがむしろ「近道」だと言えます。そういう点で、基礎が疎かになっている人にこそ読んでいただきたい一冊です。
いざ問題を解くと手が止まってしまう
⑤難関大対策物理 「解法」の解説書
最後は理科の参考書です。今までの試験であれば「公式を覚えておき、その公式を適切なタイミングで使う」ということができれば点数が取れました。
しかし、最近の入試問題では、数学でも理科でも、「なんとなく公式を使う」受験生を落とす問題が頻出しています。
「基礎的な用語や公式は理解しているのに、いざ問題を解き始めると、手が止まる」という受験生の数はかなり多いです。
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