「コールド・ストーンの原宿店が閉店か…え、サーティワンは今も絶好調なの!?」 国内アイス店で王者の「サーティワン」の”凄さ”の本質

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尖りすぎないことが、生き残りの条件

ニセコ化するニッポン
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サーティワンのような日常的に食べるものではないアイスやスイーツの場合、店の特別感を演出することが重要だ。

しかし、特別感を出すために尖りすぎていても、客は入りづらい。特にサーティワンのような巨大チェーンの場合、そのバランスは重要だ。

その意味でも全国展開するブランドに必要なのは「ちょうどよく尖る」バランス感覚なのかもしれない。

その点で、コールド・ストーンはある意味、「尖りすぎ」ていた。逆にサーティワンは、さまざまな点においてその「ちょうどよさ」がいいバランスだったのだろう。

関連記事ー《東京から消滅》一世を風靡した"歌うアイス屋"「コールド・ストーン」がまもなく残り1店舗に。最盛期は34店舗も、なぜ人気は定着せず?では、原宿店が閉店した「コールド・ストーン・クリーマリー」が日本で定着しなかった背景について、外食ニュースサイト「フードスタジアム」編集長の大関まなみ氏が詳しく解説している。
谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家

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たにがしら・かずき / Kazuki Tanigashira

都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家。1997年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業、早稲田大学教育学術院国語教育専攻修士課程修了。「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第三期」に参加し宇川直宏賞を受賞。「東洋経済オンラインアワード2024」でMVPを受賞。著作に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』 (集英社新書)、『ニセコ化するニッポン』(KADOKAWA)、『ブックオフから考える 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社)がある。テレビ・動画出演は『ABEMA Prime』『めざまし8』など。

X:@impro_gashira

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