東洋経済オンラインとは
ライフ

「コールド・ストーンの原宿店が閉店か…え、サーティワンは今も絶好調なの!?」 国内アイス店で王者の「サーティワン」の”凄さ”の本質

9分で読める
  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
2/7 PAGES
3/7 PAGES
4/7 PAGES
5/7 PAGES
6/7 PAGES

また、冒頭でも触れた通り、このように利用シーンを増やしながらも店舗の改装を精力的に行うことで「特別感」は保たれている。「サーティーワンといえばあの感じ」を店舗デザインで演出するのだ。

贈り物にも「ちょうどよさ」がある

実は、いま説明してきた「バリエーション」と「利用用途」のちょうどよさは、思わぬ効果をもたらしている。

それが「ギフト需要」だ。サーティーワンは、プレゼントとしても「ちょうどいい」。

プレゼントを選ぶのは難しくないだろうか。相手の好みとズレすぎていてもいけないし、かといってありきたりすぎてもつまらない。そのラインの見極めがプレゼントの極意だが、そんなとき、サーティーワンのギフト券はありがたい。

誰でも好きなフレーバーがあるだろうし、日本全国色々な場所にあるから使い勝手もいい。

ちなみに、サーティーワンの決算を見ると、「契約負債」という項目があり、これが2024年12月期決算では約20億7500万円ほど。これが、ギフト券として売った額である。いかにサーティーワンがギフトとして利用されているのかがわかるだろう。

ちなみに、この中で使われなかった額は約3億円ほどで、サーティーワン側としての利益にもなっている。純利益が15億円ほどなので、その大きさがよくわかるだろう。

決算短信でも、このギフト券の扱いについて注記されている。キャッシュフローと純利益によい影響を及ぼす(同社2024年12月期決算短信より)

プレゼントとしての「ちょうどよさ」がサーティワンの財政の1つを支えているのだ。

7/7 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象