「コールド・ストーンの原宿店が閉店か…え、サーティワンは今も絶好調なの!?」 国内アイス店で王者の「サーティワン」の”凄さ”の本質
同店は店員との気さくな触れ合いがウリの1つだが、店員が客にずっと喋り続ける、なんてことはない。あったとしても、軽く話してカップにメッセージを書いてくれるぐらい。なんだか、ちょうどいいのだ。

個人店のようにバリスタがコーヒーのこだわりをずっと話してくれる……というのが好きな人ももちろんいるだろうが、そうではない人も多い。スタバがここまで店舗を広げたのも、こうした適度な体験価値のバランスが理由の1つにあると思う。
選べるけれど、迷わせない「ちょうどよさ」
ここに加わるのが、商品自体の「ちょうどよさ」だ。
主力商品のアイスクリームは、常時32種類のフレーバーが並ぶ。ちなみにこれは、31日食べても最後の一日で好きな種類を選べるから、という理由があるかららしい(単にアイスを入れるケースが偶数だから、という話もある)。
この32種類というのが絶妙で、ちょうど誰でも好きなフレーバーを見つけられつつ、多すぎない。

バニラやチョコを主体とした濃厚系から、ソルベなどのさっぱり系、そして変わり種も多い季節限定フレーバーまで、老若男女、どれかは好みを見つけられる。
ちなみに最近サーティーワンは「アイス専門店」から「スイーツ専門店」への移行を意識的に行っており、スイーツメニューも増やしているが、これによってかなり多くの人の好みに合わせることができる。

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