「ノンアルでいいし、席代も要らない」「お財布にも優しい」…。やや貧乏な中年夫婦が「チェーン夕食」で得る"至福"

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夫婦ともお酒が弱く、現在は夫が病気で断酒中で、私も付き合って夫の前ではお酒を飲まないようにしているため、ノンアルコールで利用しています。

店内は明るく、席代やお通しがないうえに全品370円という明朗会計のため、飲み屋に通い慣れていない私たちでも気負いなく通えます。

家の近所には、BGMにジャズが流れるお通しが800円でドリンクも800円という価格設定の小洒落た居酒屋もあるのですが、普段使いするには財布に厳しく、ノンアルコールだと居心地も悪く、現在はもっぱら「鳥貴族」一択です。

鳥貴族
ロースターで焼いた焼き鳥は、家では食べられない香ばしさ。意外とコーヒーにも合います(筆者撮影)

ウーロン茶やコーラのような「居酒屋の定番ソフトドリンク」だけでなく、ミックスジュースやアイスウインナーコーヒーという、喫茶店ぽいメニューもあるので、ドリンク選びも楽しい。そして何より、焼き鳥がおいしい。

ドリンク1杯ずつと、焼き鳥、一品メニューをそれぞれ好きなように注文しても、2人で2500円ぐらいで収まることが多く、お財布に優しいのも嬉しいところ。

ただし、他の利用者と比べて支払い金額が少ないため「早めの時間に行って、ササッと食べて帰る」のをモットーとし、17時や18時に入店し、19時までに帰るのをマイルールとしています。

早い時間に利用することや、低価格帯のお店ということもあり、利用しているのは大学生グループと思しきテーブルが多く、BGMは有線放送のJ-POPヒッツが流れ、ザワザワとした店内をより賑やかに演出しています。私たち夫婦は若者たちにまぎれ、なんとなく若返ったような気持ちで「Vaundyの新曲いいよね」なんて、家ではしないような会話を楽しむのです。

ファミレスのミニサイズメニューなら残さず食べられる

ジョナサン
ジョナサンの昼プチセットは、好きなミニメニューを3つ選んで、ドリンクバー付きで1099円(しかもランチタイムはどれでも1オーダーでスープバーも無料)。夫はミニメニュー2種でランチ(筆者撮影)
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