森永卓郎さん(享年67)が最期にたどり着いた「日本人が生き抜くための"答え"」は《さらば!グローバル資本主義》だった
そう書きながら、私の全身にとりついた末期がんは、表現しきれないほどの痛みを与えながら転移を繰り返しているようです。
満身創痍、末期がんの苦しみとともに
本書執筆中の2025年1月現在、私は所沢駅から週に2回、夕方の電車に乗って都内へ向かいます。
その夜は八丁堀にある仕事場マンションのソファーに寝て、翌朝6時からラジオの生放送に3本出演。TBS、文化放送、ニッポン放送を回って、その後クリニックに行って医師の診察を受ける日々。
そうやって、もう2023年の12月から1年以上にわたり、月に13冊の本を書いたり寓話を書いたり人前でカラオケを歌ったりしながら生きています。
もちろん私はいつ死んでもおかしくない。本書が絶筆になるのは間違いない。
それでもこのことだけは言いたい。
グローバル資本主義にとりこまれた人生は、「生きながら死んでいる」ようなもの!
生きているなら、真実を見極めよう!
生きているなら、自分の意志で「好き」と「嫌い」をはっきり言おう!
生きているなら、自分自身の幸せを追求しよう!
私の生きた証を、本書にすべて書き尽くします。
2025年1月21日 森永卓郎
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