森永卓郎さん(享年67)が最期にたどり着いた「日本人が生き抜くための"答え"」は《さらば!グローバル資本主義》だった
本書執筆中の2024年12月現在、私は「余命4カ月、次の桜は見られない」とがん宣告されて以降、1年以上生き延びています。
なぜ余命が延びたのか?
医学的な理由はわかりませんが、自分では免疫力が高まったからだと思っています。
ストレスなき、免疫力を高める生活
好きなカラオケも大観衆の前で歌う。2024年11月4日、文化放送主催の「浜松町ハーベストフェスタ─浜祭─」では、芝の増上寺で3000人の前で髙橋真梨子さんの「ごめんね…」を歌い、審査員の伊東四朗さんから「あなたは恥を知らない」というお褒めの言葉をいただきました。
真っ赤な衣装も万全でしたし、声も完璧に出ていました。
あまりにうれしかったので、この調子ならと、来年は松田聖子さんのバラードを歌うと決めて、もう衣装も用意しています。
がん宣告を受けて以降、私はやりたくない仕事は一切やっていません。
言いたいことは誰にも忖度せずに言う。書きたいものは書く。書いておかなければ死ねないものから書く。
前から書きたかった、イソップに対抗する大人向けの寓話も書いて出版する。
日本の最大のタブーである財務省に対しても、しっかりと持論をぶつける。財務省のエリートの天下りの実態もズバズバ言う。
普通だったら闇に葬られていたかもしれません。
かつて財務省に敵対的な姿勢をとった中川昭一さんは、泥酔記者会見をやらされたあげく不審死を遂げました。元財務官僚で消費税減税を訴えた国民民主党の玉木雄一郎さんは、ある日突然不倫報道をおこされて、「党役職停止3カ月」の処分を受けました。
けれど私のところへは、いまのところヒットマンは現れていません。なぜなら私には、強烈な切り札があるからです。
それは「いまにも死にそうなこと」。
元気なやつは殺しに来るけど、いまにも死にそうなやつは誰も殺しに来ない。
だから本書も書けて、この国の喫緊の課題でありながらちっとも進まない「地方創生のまやかし」を訴えることもできる!
本書で私は、すべての都市生活者に訴えます。
それができるか否かに、「都市生活者の幸せがかかっている」からです。
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