「ぐっすり眠る」準備は、寝る直前から始めても手遅れ…快眠をめぐる"4つの常識"うそ? ほんと?

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トリプトファンがメラトニンに変換されるには14〜16時間程度かかるため、朝に牛乳を飲んでおくと、ちょうど寝るころにはその生成が完了し、安眠に導いてくれるのです。したがって、朝の牛乳摂取が夜の快適な睡眠へとつながります。

ほかにも、大豆製品や卵、バナナ、ナッツ類、肉や魚などにもトリプトファンが豊富に含まれています。

特にバナナはトリプトファンが多く、消化吸収も早いため、朝食にバナナと牛乳を摂ることで、エネルギー源を補いながら、夜も快適な睡眠をとれるようになります。

これらの食材を朝食に取り入れることで、昼間のエネルギーを補充しつつ、夜の睡眠に備えることができます。つまり、バランスよくトリプトファンを摂取することで、質の良い睡眠をサポートすることができるのです。

さらに、朝食に納豆や卵を含めるのもおすすめです。

これらはタンパク質が豊富であり、簡単に準備できるため、忙しい朝にもぴったりです。タンパク質は体の修復やエネルギーの供給に欠かせない栄養素で、睡眠の質にも大きな影響を与えます。

タンパク質不足は睡眠に悪影響を及ぼす可能性があるため、日々の食事からしっかり摂取することが質の良い睡眠を得るためのコツと言えるでしょう。

このように、朝食の内容を工夫することで、夜の睡眠の質を高めることができます。特にトリプトファンを豊富に含む食品を取り入れることによって、睡眠ホルモンの生成がスムーズに進み、より深い睡眠へと導いてくれるのです。

寝る前の「水出し緑茶」は、むしろ入眠を促進する

カフェインには覚醒効果があることがよく知られています。

代表的なのはコーヒーで、夜寝る間際に飲むと目が冴えて眠れなくなってしまいます。カフェインの効果は数時間続くため、寝る前に摂取するのは避けたほうが良いとされています。

一方、緑茶もカフェインを含んでいますが、水出しで淹れるとカフェインがほとんど抽出されないことがわかっています。これにより、寝る前でも比較的安心して飲むことができます。

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