「ぐっすり眠る」準備は、寝る直前から始めても手遅れ…快眠をめぐる"4つの常識"うそ? ほんと?

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さらに、緑茶にはカフェインの覚醒作用を抑制する成分、テアニンも含まれています。

テアニンは、リラックス効果をもたらすアミノ酸で、脳を落ち着かせる働きがあります。このため、寝る前に水出し緑茶を飲むと、脳が覚醒しすぎることなく、穏やかな状態で眠りに就くことができるのです。

日中にカフェインを摂りすぎたと感じたときでも、水出し緑茶を飲むことで、カフェインの過剰な覚醒作用を抑えることができ、質の良い睡眠を得られるでしょう。

また、テアニンを摂取すると、脳内でリラックス効果を促進するα波が増加します。このα波は、心身をリラックスさせ、ストレスを軽減し、より深い眠りを助ける効果があります。

そのため、テアニンは疲労回復にも非常に有効です。加えて、テアニンには脂肪燃焼を助ける作用もあり、ダイエット中の人にもおすすめです。

さらに、急冷することで、テアニンがより多く抽出されることがわかっています。氷で冷やすと、テアニンの成分をより効率的に摂取でき、リラックス効果を最大限に引き出すことができます。

疲れた日や頭を使いすぎた日、カフェインを摂りすぎたと感じる日には、水出し緑茶を飲むことが安眠の秘訣です。

水出し緑茶は、カフェインの影響を最小限に抑え、リラックス効果のあるテアニンを摂取することで、質の高い睡眠をサポートします。

快適な睡眠を得るためには、寝る前に軽く水出し緑茶を飲んでリラックスすることが非常に効果的なのです。

部屋が「暖かい色味」だと、リラックスして眠れない

色は心に大きな影響を与えることはご存じでしょうか。色が与える心理的な効果をうまく利用すれば、質の良い睡眠をとることができるようになります。

寝室の色づかいにも気を配り、より快適な眠りをサポートするような空間づくりを意識しましょう。寝室はリラックスして眠るための場所であるため、色選び一つで心地よい睡眠が得られるかどうかが大きく変わります。

できれば、寝室のインテリアには赤や黄色をはじめとする暖色系や黒を使用するのは避けたほうが良いでしょう。

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