
カンパーニュの皮部分はパリッと香ばしいのに、白いクラム部分は加水率が高くもちもちしっとり。
日本国内のみでチェーン展開しているパンチェーン
筆者は「ジャン・フランソワ」のファンで、月に一度は必ずパンを買いに行くのですが、「フランス本場の噛み締めるタイプの硬めパンというよりは、加水率の高いもちもちしっとりとパンが食べられるベーカリー」という印象があります。
「ジャン・フランソワ」の店名は、M.O.F(フランス最優秀料理人章)受賞シェフジャン・フランソワ ルメルシエの名前にちなみ、技術と精神を受け継ぐベーカリーということなのですが、どうにも味が日本人好みなんですよね。
本店が海外にある、おしゃれかつお高めのベーカリーは、本場に寄せた味の店が多く「おいしいんだけどとにかく硬い。噛めば噛むほど味が出るものの顎が疲れる」というような現象が頻繁におこりますが、「ジャン・フランソワ」ではそんな心配はご無用です。

それもそのはず。調べてみると「ジャン・フランソワ」はフランスの人気ベーカリーの日本支店というわけではなく、日本国内のみでチェーン展開しているパンチェーンでした。
運営は「磯丸水産」や「かごの屋」でおなじみの株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングスでした。
運営元が同じ場合、こういった記事では「兄弟チェーン」「姉妹チェーン」といった表現を便宜的に用いることがありますが、「ジャン・フランソワ」も「磯丸水産の兄弟チェーンのパン屋」と言えるのでしょうか?
その辺の定義は人それぞれ、運営企業次第と思われますが、「ジャン・フランソワ」の場合、「磯丸水産」や「かごの屋」とは全然異なる業態なので、「運営元が同じ」というのは、正直あまり知らなくてもいいことかもしれませんね(一応、経済メディアでの連載なので、書いているワケですが)。
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