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世界の朝ごはんを味わえる店「テイスト・ザ・ワールド」。「決して安いとは言えない(むしろ高い)」のに、行列ができるのも"納得"だったワケ

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フィンランドのサラダ、ロソッリ。酸っぱいビーツをじゃがいもなどとサワークリームで和えています(筆者撮影)

奥のピンク色の料理は「ロソッリ」といい、ビーツとじゃがいも、玉ねぎ、りんごなどをサワークリームで和えたサラダです。

今までビーツはボルシチぐらいしか食べたことがなかったのですが、酸っぱい味わいとホクホク食感で、かわいい色合いとはうらはら、けっこうパンチのある味です。

玉ねぎはなんと生。千切りではなくざっくりカットされているため、独特の香りと刺激がダイレクトに鼻を突き抜けます。そこに角切りりんごがフレッシュな瑞々しさを添えて、じゃがいもの素朴な風味が名脇役となり全ての味をまろやかに引き立てます。

つまりは、一般的な日本人好みの味とは乖離がある組み合わせ。食べ慣れない味ではあるものの、これはこれでおいしい。

きのこソテーには、コリコリした歯応えのアンズ茸が入っていました(筆者撮影)

きのこソテーも、マッシュルームの覚えのある味の中に、独特の歯応えとフルーティーな香りが新鮮なアンズ茸が「はじめまして」と顔を出します。

今までの食べ慣れた味とは違うけれど、素朴で滋味深いおいしさがあり、新しい食との出会いによって脳のシナプスがつながる感じは、旅先で歩いたことのない路地裏を探検するような、ワクワクに満ちていました。

キッチュな店内

テイスト・ザ・ワールド外苑前店。雨が降る平日朝10時、店内はほぼ満席でした(筆者撮影)

80年代に文化的少女たちが愛読していたファッション誌「オリーブ」では、センスが良い雑貨を「キッチュ」と表現していました。

実は「まがいもの」という意味の言葉なのですが、「オリーブ」では、パリの蚤の市で売っているガラクタ的な、チープだけどおしゃれなものというような意味合いがありました。

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【外国の小さな食堂に迷い込んだような感覚】

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