「外国人が増えている」と話題の川口市はまさかの圏外… 《外国人の住民が直近10年で急増した街》ランキングTOP50×3
出身国別の傾向も見てみよう。数十人、数百人単位では数字が大きく出やすいので、居住者数が1万人を超える国で見てみると、増加率が最も高い国はミャンマー(809.2%)。これに、2位:インドネシア(434.4%)、3位:カンボジア(416.4%)、4位:ベトナム:(381.0%)、5位:スリランカ(370.8%)、6位:ネパール(327.4%)が続いた。
東南アジア・南アジア圏が上位を独占する。しかも4倍を超える高い増加率だ。一方、中国(28.6%)、韓国・朝鮮(▲12.6%)など東アジア圏は、居住者数は多いものの、相対的な増加率は高くない。
観光スポットの自治体は増加率が高い傾向に
マクロの動向を押さえたうえで、いよいよ市区町村別の増加率のランキングを見てみよう。
調査対象は、全国の1741市区町村(北方領土の4島の村を除く)。数が多いため、人口規模に応じて①1万人未満、②1万~5万人、③5万人超の3区分ごとに、トップ50のランキングを集計した。
① 人口1万人未満(532自治体)
人口1万人未満の小規模の自治体では、上位20自治体中13自治体を北海道の町村が占めた。人数の多いところでは、赤井川村(北海道:1219.0%)は2015年の21人から2024年は277人に増加。とくに2023年の131人から2倍以上に急増している。四方を山に囲まれた美しい景観と、スノースポーツ愛好家が集う「キロロリゾート」を有していることなどから移住者が増えているようだ。
北海道以外で目立つのは、東成瀬村(秋田県:1460.0%)。とくに2018年(8人)から2019年(52人)の1年間で大きく伸び、さらに2024年は156人と、5年の間に3倍に増加している。
同村内に建設中の成瀬ダムの工事に従事する外国人労働者が多く、なかでもスリランカ人の増加が顕著だ。また、同村が一部出資する第3セクターによる移住・就労促進プロジェクトを推進しており、このプロジェクトによって移住した外国人もいるようだ。
琴平町(香川県)も27人(2015年)から277人(2024年)と約10倍に増加。同町には「こんぴらさん」の愛称で知られる金刀比羅宮があり、観光が産業の柱。宿泊業などに従事する外国人労働者が増えているものと推察される。事実、今回のランキングを通じて、観光業を主要産業とする自治体が上位にランクインする傾向が見られる。
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