ホテル客室係やタクシー運転者の仕事は消滅しなかった…10年前の「AIに代替される職業・代替されない職業リスト」が現実には"真逆になった"納得のワケ

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マッキンゼーは「仕事の47%が消滅する」は間違いであるとして、そうではなく業務が消滅することで仕事の生産性がどう変わるのかを予測しました。

実は今、SNSで出回っている野村総研の代替可能性が高いリストを見ると、マッキンゼーの立場では正しい予測になっている職業が目につきます。たとえば「銀行窓口係」や「受付係」という仕事があります。2025年の段階ではどちらの仕事も存在しています。

「銀行窓口係」や「受付係」はどんどん減少

一方でこれもみなさん実感しているところだと思いますが、銀行の窓口の数はどんどん減少しています。私が口座をもっているメガバンクではもともとは自宅の近くにあった支店が統合されて、今では一駅先の店舗に3つの支店が名目上一緒に入っている扱いになってしまいました。最寄りの窓口は物理的に消滅したのです。

しかも銀行の窓口に行くのはいちいち予約が必要になりました。要するに「銀行窓口係」の仕事はあいかわらず存在するのですが、業務の多くがITに置き換わり統合されたために「銀行窓口係」の人数は激減しているのです。

「受付係」も同様で、今では大企業の受付もタッチパネルが配置されて、人間の「受付係」はそれでは対応できないような特別なお客様や特別な用件の対応に追われています。

他にも代替可能性が高いとされた仕事のうち「クリーニング取次店員」「検収・検品係員」「新聞配達員」「駐車場管理人」といった仕事は、それぞれ消滅することはなかったのですが仕事の数は世の中の進化にともなって銀行の窓口同様に減っています。

最後に、消滅危機にある「評論家」個人の立場でも未来予測が当たっていた話をさせてください。オズボーン氏のレポートを批判検証した時期に私も『仕事消滅』という本を書いて、これも実は一時はアマゾン全体の2位になるほど売れました。

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