ホテル客室係やタクシー運転者の仕事は消滅しなかった…10年前の「AIに代替される職業・代替されない職業リスト」が現実には"真逆になった"納得のワケ
自戒を込めてリストを眺めると、これは出回っているリストではなく野村総研の元の代替されない100の職業のリストの中の話ですが、「評論家」という文字が目に入ります。私の仕事です。出回っているほうのリストの中には「フリーライター」という職業があります。この「評論家」と「フリーライター」は10年前の予測に反してどちらも消滅の危機に瀕しています。
AIが「こたつ記事」を書けるようになった時代
この10年の間に「フリーライター」が「評論家」のライバルになる構造が鮮明になってきています。私のような職業では毎週のように、「フジテレビの新しい体制はどう評価されるべきか?」や、「すきまバイトへの進出をリクルートが断念したことで、タイミーはこれからどうなるのか?」について記事を書いてくれという依頼が舞い込みます。
そして私にとっての切実な問題は同じ依頼が「フリーライター」にも舞い込んでくることです。「”フジテレビ”、”新人事”、”がっかり”というキーワードで2000字の記事を書いて」という依頼を受けたフリーライターが5000円で記事の執筆を受けるのです。
その手の記事はこれまではライターさんが自分でネット検索して書いてきたのですが、最近、新しい「こたつ記事」の書き方としてAIに大半の部分を書いてもらうという手法が主流になってきました。原稿料が5000円でも3分で大半が生成されればそういったライターが職業として成立できます。
依頼する側のメディアも実は、検索にひっかかって広告収入が増えそうなキーワードを集めて、それにフィットする大量の記事を安価に集めたほうが儲かります。結果として「評論家」や自分で書く「フリーライター」という仕事はじり貧になりつつあるわけです。
このように10年前にはAIに代替される可能性が低いとされた職業の多くが、2025年時点で消滅の危機に瀕していることはどうやら正しいようです。では逆に「消える」と予測された職業のリストはどうでしょうか?
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