「板で仕切られただけのブース」「妖しい利用目的の人も」…は今や昔の話! ネカフェ業界で独走「快活CLUB」独り勝ちの要因
また快活CLUBは「店内共用部の清潔さ、快適さ」で、他チェーンより群を抜いている。
「バリ島のリゾートホテル」をコンセプトにした店内は、ドリンクバーから譲り合わずにコーヒーを持って移動できる程度に、メイン通路が広い。また雑誌コーナーは、平置きされた「月刊アフタヌーン」(「メダリスト」「スキップとローファー」が載っている方)「good!アフタヌーン」(「ぐらんぶる」が載っている方)を2m先から見分けられる程度に明るく、数十冊の雑誌を俯瞰しながら選べる。
ひと昔前のインターネットカフェは、売上に直結するブース数を稼ぐために、通路・共用部を極限まで狭くした“ギチギチレイアウト”店舗が多かった。そうなると全体的な圧迫感があり、照明が当たらない物陰に汚れ・ホコリが残りがちだ。
こういった開放的な明るい店舗では、快活CLUBの利点「クレンリネス(衛生管理)」が活かされる上に、むしろ、やらなければ目立ってしまう。快活CLUBは紳士服の「AOKI」子会社でもあり、広大な店舗を常にピカピカにするノウハウを、そのまま持ち込んでいるそうだ。

また、「マツコの知らない世界」(TBS系)で「一番美味しい」と絶賛されたフライドポテト(通称「神ポテト」)を筆頭に、食事の質の高さも忘れてはいけない。
オトナの顔ひとつ分ほどの巨大皿に盛られた「トルコライス」や、ご飯とスクランブルエッグの上に、噛むごとに「サクッ」と音がする、ちゃんと厨房で揚げたカツが載り、そこにダシをかけていただく「まかない丼」など。どのメニューも「ネカフェ飯」にしてはお値段が張るが、その分ハズレは少ない。
他チェーンでも広さや接客・清掃状況が良い店舗はあるものの、ライバルとなるチェーン(「自遊空間」「コミック・バスター」など)はフランチャイズ運営も多く、正直に言うと「旗艦店以外は当たり外れアリ」「一部地域だけ、ちょっと運営が……」(おそらく、エリアフランチャイズの事業主にやる気がない?)といったケースを、稀に見かける。
いっぽうで快活CLUBは、全店直営とあってサービスのムラは少ない。出先でも「選べばそれなりに快適に過ごせる」という安心感があるのは有難い。
ネカフェ業界で勝ち上がった「快活」今後は“脱・ネカフェ化”?

ただし、快活CLUBでの滞在は、だいたい他チェーンより利用料金が高くつく。
都内の店舗で比較すると、京浜東北線・王子駅前の「コミック・バスター王子サンスクエア店」が9時間パック・ブース2100円、300m先の「快活CLUB王子駅前店」は9時間パック・ブース2640円、鍵付個室3430円。東京メトロ東西線・西葛西駅なら「アプレシオ西葛西店」が14時間パック・ブース1800円、「快活CLUB西葛西駅前店」なら12時間パック3300円(いずれも平日の場合)。
店舗によってかなり違いは出るが、ブースなら2割増、鍵付個室なら5割増程度の料金を見ておいた方がいい。
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