株価下落でも「中国爆買い団」が減らないワケ

欧米旅行は急減し、日本に人気が集中

荷物が入るスペースがなくなってしまう「爆買い後」の中国人ツアーバス(銀座にて)

国慶節は旧正月(春節)、メーデーと並ぶ中国の三大連休だ。今年の連休は10月1日から7日までの7日間。これに備えて日本の小売りやホテルなどの業界は「中国人特需」に大きな期待を寄せる。

一方、今夏に起きた中国株式市場暴落の影響で訪日客数が減少するのではないか、との懸念も広がっている。そこで、中国のアウトバウンド市場がどのような状況にあるのかを検証していこう。

中国人訪日客1人の消費額、平均30万円

まず、中国人訪日客に関するいくつかの統計を見てみよう。

日本の観光庁は「訪日外国人消費動向調査」という統計を四半期ごとに公表している。2015年4〜6月について調べた最新データ(7月末発表)によると、訪日観光客1人当たりの旅行支出(国内での消費のみ、訪日のための航空券代などは含まず)は18万0886円と、前年同期と比べ24.7%伸びている。

これを中国(本土のみ、以下同じ)に限ると、26.2%増の28万0160円と平均よりほぼ10万円多い。買い物での支出額を比較すると中国人の旺盛な消費はさらに顕著で、全体の平均が8万0738円(53.3%増)に対し、中国人訪日客による消費は17万0038円(29%増)にも達する。中国人による「爆買い」が全体の数値を押し上げているのが明確だ。

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