「潔い人」ほどリーダーに向いている"数学的"理由 「いつまでも決められない」がなくなる決断の型

「最尤未来原理」と「要求水準原理」という有効な意思決定方法を、簡単なモデルを例にしてご紹介します(写真:hui_u/PIXTA)
「数字に弱く、論理的に考えられない」
「何が言いたいのかわからないと言われてしまう」
「魅力的なプレゼンができない」
これらすべての悩みを解決し、2万人の「どんな時でも成果を出せるビジネスパーソン」を育てた実績を持つビジネス数学の第一人者、深沢真太郎氏が、生産性・評価・信頼のすべてを最短距離で爆増させる技術を徹底的に解説した、深沢氏の集大成とも言える書籍、『「数学的」な仕事術大全』を上梓した。
今回は、合理的かつ迅速な意思決定を行う方法と、意志決定が速い人に共通する特徴である「潔さ」について解説する。
できる人ほど「意思決定」が素早く、合理的
ビジネスの世界では、3月に意思決定をするケースが非常に多いです。4月から始まる新体制の配置決め、年度末の調整、さらには予算の消費など、決めなければならないことが無数にあります。そして、それらをのんびり考えている時間はありません。そんな時期にとても役立つのが、素早く意思決定するための思考法です。
私はビジネス数学教育家として、数学的に仕事をするビジネスパーソンの育成に従事しています。活動をするうえで、最近注目しているテーマが「合理的な意思決定」です。
そこで今回は、ビジネスにおける意思決定理論と、教育現場で出会った優秀なビジネスパーソンを分析した結果を結合し、意思決定が早い人の思考法を解説します。
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