降水確率50%、傘は持っていく?納得「数学的」解答 「場合分け」と「期待値」で外出前にもう迷わない
降水確率50%のとき、傘を持っていく?
6月に入り、じめじめとした季節になってきました。梅雨入り目前になると気になるのが、「傘」の問題。
朝、家を出る時には晴れていて、傘を持たずに出かけると、夕方家に帰るときにはあいにくの雨模様。仕方がないのでコンビニでビニール傘を購入して帰宅。梅雨が明けるころにはたくさんのビニール傘が玄関先に……。なんて経験、あなたにもきっとあるのではないでしょうか。
ここで質問です。天気予報で、「明日の降水確率は50%です」と言っていました。天気予報の降水確率は絶対ではありません。今日は降水確率50%で雨でも、明日は同じ降水確率で曇り、ということもあり得ます。あなたは明日、傘を持っていきますか?
解答は、人によって大きく異なるでしょう。常に折り畳み傘を持ち歩く方もいれば、たとえ降水確率が100%でも出かける時に雨が降っていなければ傘は持っていかないという方もいます。
しかし、このような場面において、数学的に考えることで合理的な意思決定ができることもあります。今回は傘を持って出かけるかどうかの判断を、数学的な視点でとらえなおしてみましょう。
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