小さなステップを着実に積み重ねる「チャンクダウン」は“慎重派”が目標達成するカギ。そして慎重派にやってはいけない「NG行為3つ」とは?
目標に向けて、まず何をすれば良いかを探究し、確実にこなしていくタイプですので、こだわるのは、確実性、正確性です。
曖昧なことや不確実性の高いことへの取り組みは苦手です。
前例のないことや根拠のないこと、または大きな目標を前にすると、何をして良いのかわからなくなります。
ですから、小さなステップをつくり、確実に取り組めるようにすることが必要です。
提案や指示を行う際には、その理由や背景を明確に
指導の際に大事なこととしては、目標に向けて、一つひとつ確実に取り組むことが得意ですので、物事を具体的に考えさせるようにサポートしてあげましょう。
「最初の一歩として具体的に何をするか」
「その成功の定義を数値化するとどうなるか」
「今日、何をするか」
といった問いを使ってサポートしてみると良いでしょう。
やる理由がないと行動しないので、一つひとつ目的を明確にしていくようにサポートしてあげましょう。
「どんなデータの裏付けがあるか」
「どんな手順で行うのが効果的か」
「この取り組みはルールに則しているか」
といった問いを使ってサポートしてみると良いでしょう。
失敗したとき、ポジティブな思考に転換させようとすることは避けましょう。
基本は悲観的に考えるので、共感し寄り添っていくようにサポートしてあげましょう。
「大変だったね。この経験をどう生かしていこうか」
「◯◯さん(尊敬する人)はどのように乗り越えたと思うか」
「一人じゃないから。誰のサポートがあれば良いか」
といった問いを使ってサポートしてみると良いでしょう。
またルールを遵守し、着実に実行する反面、完璧主義になって周りに批判の目を向けることがあります。細部まで目を配り、やるべきことをやっている事実を認めるような言葉をかけてあげましょう。
「ちゃんと行動できているね」
「あのデータは役に立ったよ」
「約束を守っているのは素晴らしい」
といった言葉がけなどを意識してみると良いでしょう。
最後にまとめますと、この慎重派タイプの人は理由や根拠がはっきりしていることを重視します。
提案や指示を行う際には、その理由や背景を丁寧に説明しましょう。
またルールを守り、一貫した行動を心がけることも大事です。
そして努力や正確さを認めることで安心感を持たせ、信頼関係を築きやすくなります。
相手に寄り添ったコミュニケーションを取るようにしましょう。
次にモチベーションの上げ方について見ていきます。
組織やチームの中においては、明確なリーダーシップの下、ルーティン化された目標を粛々と行う。手続きやルールを重視し確実に物事を進める組織風土を好みます。
モチベーションを上げる言葉としては「この○○(技術やノウハウ的なこと)を身につけるぞ」「○○(目の前の課題や目標)をクリアするぞ」といったイメージを持たせると良いでしょう。
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