アスリートボディを目標に掲げるのも、もちろんすばらしいこと。ただし、アスリートはせいぜい30代までが勝負ですが、健康も美容も一生もの、つまりスポーツとは別ものです。一生見た目も機能も若々しい体でいたいなら、無理は禁物です。
筋肉のつき方は男女で異なる
筋肉を鍛えるといっても、そもそも自分の体のどこにどんな筋肉があるのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。
人の全身には、細かいものまでカウントすると400もの筋肉があります。すべての筋肉について知らなくても問題ありません。理想の体を手に入れるために鍛えるのは10種類程度の筋肉でよいのです。
見た目でもわかるように、男性と女性では筋肉量のバランスが違います。
全身の筋肉量を100とすると、男性は腕や肩など上半身に約25%、体幹に約15%、下半身に約60%の筋肉がついています。
女性の場合は、上半身に約15%、体幹に約15%、下半身に70%です。女性は下半身に筋肉が多いため、加齢や運動不足で下半身の筋肉量が減ると、男性以上に太りやすいのです。
効率よく体型を整えるには、衰えやすい筋肉から鍛えるべきです。男女ともに最も衰えやすいのは下半身、次に減りやすいのは体幹、特に背筋です。ここを鍛えるだけでも、目に見えて若々しいシルエットに変わります。
女性の場合はもともと上半身の筋肉が少なく、あまり減りませんので、上半身は割愛しても構いません。男性の場合は筋肉量が多い部分ですし、男性らしいたくましさを演出するためにも上半身も鍛えましょう。

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