面倒な仕事に手を挙げることの勇気

面倒な仕事に手を挙げることの勇気

職場でたらい回しになる仕事ってあります。たとえば、宴会の幹事。席次や料理の満足度までできて当たり前、ダメな点があると「仕切りが甘い」と文句が出るから厄介です。ただ、こうした面倒な仕事が職場にはたくさんあります。たとえば、システムが切り替わるときのテスト。単調で時間だけは必要。あるいはクレームが多いお客様の対応。嫌な気持ちになることが見えているから。さらに引っ越しの立ち会い。1人だけ職場に居残りとなる寂しい役割。できれば避けたいと考えがちになります。

ただし面倒な仕事からすべて逃げていると悪い評判がたつかもしれません。専門商社に勤務するDさん(32)は面倒な仕事の役割分担をするタイミングになると「……」と黙ってうつむいているか、「もしもし、あっ○○さんですね」と携帯電話の着信(のふり?)に対応するべく席を立ってしまいます。

結果として自分には面倒な役割が舞い込まないような防御に成功していますが「あいつは逃げる」と、頼りない、大事なことは任せられない、責任を転嫁するとの烙印を押されてしまいました。

何事も他人任せで人の信頼は得られないことを象徴するような話です。職場での立ち居振る舞いを同僚は事細かに観察し「あの人は頼りになる」「頼りにならない」と評価していると認識すべきでしょう。

なので、面倒な仕事からすべて逃げる発想は捨てて……「私やります」と手を挙げる勇気も大切。ただし何でもいいからとか、面倒な仕事は手を挙げます、あるいは挙げ続けますと考えるのはむちゃ。逆に周囲に迷惑をかけることになりかねません。

たとえば、広告代理店に勤務するEさん(33)。入社以来、花見の幹事に手を挙げ続けてきました。

「面倒な仕事こそ自分の本分」「自分は裏方的な仕事に適している」

 

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