ビール好きの健康は、結局「肴」に左右される 適量を守れない人はせめて食事で調整しよう

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「適量を守りましょう」というのは大前提ですが、ビール愛好家の方なら、「1日500mlじゃ足りない……」と思われるかもしれません。そんな時は、ご自分が「嗜好」を重視するタイプか、「量」を重視するタイプかを見極めて、ビールの種類を選んでみましょう。

嗜好を重視する方は、一般のビールやテイストにこだわったクラフトビールを選ぶ代わりに、量は500ml程度を限度に。量を飲みたい方は、糖質オフやオールフリー、オールライトのビールで我慢する代わりに、500mlより少しオーバーする程度の量まで許してみましょう。

会社帰りに立ち寄るコンビニでは、居酒屋やレストランよりも種類が多種多様に揃っているので、ぜひ実践してみてください。

コンビニで買える「ベストおつまみ」は?

おつまみで「メタボ運命」が決まると言っていいほど、食べ合わせは大切です。特に量を飲む人は、少なくとも唐揚げ、白子、フライドポテト、おむすび、ラーメンには手を出さないように心掛けましょう(ビールのおともにする場合に限って、です)。

脂質や糖質、プリン体の多いものは、ビールの適量をせっかく守っても、ほかの要素から脂肪肝や高血圧などのリスクを生み出してしまいます。

〈みわ子流、ビールと合わせるならこのコンビニおつまみ!〉
・豆類
枝豆、ミックスビーンズ、ビーンズサラダなど。高タンパク、低カロリーなので、量を気にせずにいただけます。タンパク質は飲酒で傷んだ内臓の細胞を修復するのにも必要なので、補っておきましょう。
・海藻類
もずく酢、キュウリとわかめの酢の物、海藻サラダなど。食物繊維が豊富で、低カロリー。海藻と共に、酢も血糖値コントロールに役立ちます。
・野菜類
キムチ、野菜の浅漬け、マリネ、サラダ類、キュウリ、ミニトマトなど。甘辛く煮込んだ和のお惣菜は砂糖を使っている場合が多いので、ビールと一緒の時は少し控え、漬物やキムチなどの発酵食類、生野菜などにしましょう。体の疲れや老廃物を排出してくれるカリウム、活力を補うビタミンやミネラル類もたっぷりです。
・ナッツ類
アーモンド、くるみ、カシューナッツなど。食べ過ぎるとカロリーが高くなるので、10~20粒ぐらいを目安に。少量でも腹持ちがよく、ビタミンEが豊富。体内の粘膜を健康に保つ効果が期待できます。
・卵類
ゆで卵、温泉卵、おでん、味付け卵、出汁巻き玉子、卵豆腐など。シメにご飯系を食べたいところですが、ビールを飲むなら、卵類にしておくと満腹感も得られて低カロリー。1日2~3個程度ならコレステロール値の心配もいらないでしょう。

 

ビールを楽しみたいなら、体のいろんな部位を保護して健康維持できるよう、食べ合わせを考えて楽しみましょう!

丸田 みわ子 シニア野菜ソムリエ

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まるた みわこ / Maruta Miwako

美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。

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