シニア世代は貯金より「貯筋」!速歩きのススメ 「歩き方革命」鎌田實さんと荻原博子さんが対談
鎌田:マイオカインの効果が最も知られているのは、大腸がんの予防です。マイオカインが大腸がんになりかけている細胞(前がん細胞)に働きかけることで、大腸がんを抑制するということもわかってきました。脳細胞に働きかけるマイオカインもあって、BDNFという脳由来神経栄養因子が認知症のリスクを低下させる効果があるそうです。
荻原:マイオカインって、すごいパワーがあるんですね。普通預金にお金を貯めても利子はほとんどつかないけれど、筋肉を体にためれば、マイオカインがどんどん分泌される。これは確かに「資産」ですね!
鎌田式インターバル速歩とは
ウォーキングは手軽に始められる運動ですが、運動効果を高めるにはスピードが大事です。また、認知症予防には歩幅を広げて歩くことも推奨されています。3分でいいので、歩幅を広げて速歩きしましょう。3分速く歩いたら、3分はゆっくり。これを繰り返すのがおすすめです。
1. いつもより10センチほど歩幅を広げて速く歩く。ももの内側がストレッチされるような感じで。
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2. 呼吸を整えながら、ゆっくり歩く。鼻から息を吸い、口からゆっくりと吐く。腹式呼吸を意識して。
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「速歩き3分+遅歩き3分」を2回繰り返し、最後は速歩き3分。合計15分歩こう。
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