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ライフ #獣医病理医からみた「動物の話」

死んだハムスターの「小さな傷」が知らせた"犯人" 動物バラエティーやSNSでは見えてこない真実

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  • 中村 進一 獣医師、獣医病理学専門家
  • 大谷 智通 サイエンスライター、書籍編集者

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ハムスターが負った小さな傷。そこからわかった「友情」の問題とは(写真:kaka/PIXTA)
飼っている動物が病気になったら、動物病院に連れていきますよね。動物病院には外科、内科、眼科など、さまざまな専門領域の獣医師がいますが、獣医病理医という獣医師がいることを知っていますか?
この記事では、獣医病理医の中村進一氏がこれまでさまざまな動物の病気や死と向き合ってきた中で、印象的だったエピソードをご紹介します。

ネコと鳥、イヌとウサギ、ネコと魚、フェレットとハムスター、カメとヘビ、ヒトとチンパンジー ……。テレビの動物バラエティー番組やYouTubeの動画などでは、異なる種の動物たちが一緒に過ごす姿が頻繁に紹介されます。

種を超えて「情」を交わしている(ように見える)光景に、多くの人は心が癒やされ、思わずほほ笑んでしまうことでしょう。だからこそ、そうした映像は視聴数を期待される番組や動画の定番になっています。

微笑ましいどころか……

しかし、動物の遺体を日々解剖する獣医病理医である僕にとって、それはほほ笑ましいどころか、反対に思わず顔がこわばってしまう恐ろしい光景です。

生物として種が異なれば、その姿形だけでなく、習性、運動能力、情報の認知や処理の方法もまったく異なります。かかる病気も違ってきます。そんな生き物同士が同じ空間にいると、命に関わる事態がしばしば起こるのです。

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