その先に見据えるのは自立した生活だ。社会の枠組みのなかで再起を図り、なるべく早く社会復帰したい。その思いは入院中からたびたび投稿していた。
(2024年11月8日投稿 ※削除済み)
注目を集めた悲喜こもごも
目の前に広がる苦境には、自分でどうすることもできなかったものと、自分が種をまいたものがある。いずれからも目を背けずに受け止めて生きていこう。「もうすぐ死にます」のアカウント名を降ろした後は、その意志が一貫しているように感じた。
その一方で、退院する少し前にアカウント名は「解散」に変わっていた。
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真意が知りたくて、再びインタビューをお願いした。Yさんはやはりすぐに返答をくれた。
「死ねば増えるフォロワー、生きれば減るフォロワーに虚しくなりました」
一夜で6000人を超えたフォロワーは、警察に保護されてから5000人を割るほどに減少。また、その傾向とは裏腹に嫌がらせのリプライやダイレクトメッセージはなかなか止まらない。改称はそうしたストレスの現れのようだ。2月に入ると、こんな投稿もしている。
通報なけりゃ死んでんですよ。
でもそれでちょっと生きてみようって。
そこを踏み潰さないでくださいよ。
雑草です。少し避けて歩いてみて>
(2025年2月1日投稿 ※削除済み)
ストレスが嵩じたのか、数日後にはアカウント名を「幸せなことを書くとフォロワーが減る=目指せフォロワー0」と変え、「k」以降の投稿の多くも一挙に削除している。
ただ、節度を持ってリプライをくれた人とのやりとりは残しているし、アカウントを抹消する手段もとっていない。少なくとも「フォロワー0」は本気の目標ではないのだろう。
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