「この図は何?」クイズで身につける考え方のコツ 「考える」とはすなわち「パターン認識」すること

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(『戦略コンサルのトップ5%だけに見えている世界』より)

問1は、論点思考、仮説思考、ロジカルシンキングなどでは手も足も出ないことは明らかです。

むしろ、この点のかたまりをただ眺めているだけのほうが何かが見えるかもしれません。ある人は魚、ある人はカブト虫、ある人はヘリコプターに見えると言います。

問2もやはり特定の思考法で考えようとしても埒があきません。

一見すると、何の脈略もなく単語が並んでいるように見えます。しかし、この無秩序な単語群に対し、意図的に法則性を見出そうとするとどうなるか。漢字の有無、かたちの有無など思いつくかもしれません。

2つの問題の答えを「考察」する

どちらの問題も正解があるわけではありません。ただ、問題作成者の意図はあります。

問1は、図形を反時計回りにぐるりと90度回転させてみます。どうでしょう。誰にとっても同じものが見えたのではないでしょうか。答えは「キリン」です。

問2は、「投げる」「拾う」という括り方で分類すると、無秩序に並んでいた言葉が急に秩序を獲得して、すっきり並んだように感じます。

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