早々に受注停止「ジムニー ノマド」シエラとの差 後席と荷室が広がり使い勝手がアップした室内

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ジムニー ノマドのラゲッジルーム
ジムニー ノマドのラゲッジルーム(筆者撮影)
ジムニー シエラのラゲッジルーム
ジムニー シエラのラゲッジルーム(筆者撮影)

シエラとノマドの大きな違いの2つ目として「ラゲッジルーム」はどうか。シエラとの大きな違いはラゲッジの最大長が350mm伸びてノマドでは590mmになったことだ。ただし、後席を前倒しするだけでは、深さのあるラゲッジルームに段差ができてしまう。

後席を倒した状態のジムニー ノマドのラゲッジルーム。数値は筆者がi Phoneで測定したもの
後席を倒した状態のジムニー ノマドのラゲッジルーム。数値は筆者がiPhoneで測定したもの(筆者撮影)
後席を倒したときのジムニー シエラのラゲッジルーム
後席を倒したときのジムニー シエラのラゲッジルーム(筆者撮影)

そこでスズキではディーラーオプションとして「ラゲッジボックス」(2万9700円)を用意した。設置することで凹み(深さ約132mm)が埋まり、ほぼフラットな床面として活用できる。サイズでは負けるが使い勝手の上ではシエラも負けていない。助手席を後ろに、後席を前にそれぞれ倒せば長い荷物も積み込める。その際は運転席/その後部座席の2名乗車になる。

エスクードを思い出させる5ドア化ジムニー

ジムニー ノマドの外観
ジムニー ノマドの外観(筆者撮影)

このように3ドアのシエラと、5ドアのノマドではサイズからくる使い勝手の違いをユーザーに示し、それぞれを強みとしたすみ分けを行った。

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シエラとノマドの関係は、小型クロカン4WDである「エスクード」(3ドア/1988年)と「エスクード・ノマド」(全長を415mm、ホイールベースを280mm伸ばした5ドア/1990年)の関係とよく似ている。直列4気筒SOHC1.6Lエンジンは100PS/14.0kgf・mを発揮。4速ATモデルの車両重量はエスクードが1060kg、エスクード・ノマドが1180kgだった。

人気沸騰のジムニーシリーズ。ほどなくしてノマドの公道試乗が行えるだろうから、シエラとノマドの走行性能の違いを体感し、いくつかの項目にわけた上でユーザー目線を大切にレポートしたい。

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西村 直人 交通コメンテーター

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にしむら なおと / Naoto Nishimura

1972年1月東京都生まれ。WRカーやF1、さらには2輪界のF1と言われるMotoGPマシンでのサーキット走行をこなしつつ、4&2輪の草レースにも精力的に参戦中。また、大型トラックやバス、トレーラーの公道試乗も積極的に行うほか、ハイブリッド路線バスやハイブリッド電車など、物流や環境に関する取材を多数担当。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)理事。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。(財)全日本交通安全協会 東京二輪車安全運転推進委員会 指導員。(協)日本イラストレーション協会(JILLA)監事。★Facebook「交通コメンテーター西村直人の日々

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