今回、発表となったジムニー ノマドも早々から人気を博す。3ドア登場時から「あったらいいな」と、市場から要望が高かった5ドアモデルの追加だから当然の結果だ。
残念ながら一部に転売を目的とした購入検討者がいると言われているが、スズキとしても何らかの手段を講じることでそれらにNo!を突き付けつつ、早期の受注再開、そして契約されたユーザーへの早期納車へとつなげていただきたい。ちなみに生産国は、ジムニーとジムニー シエラが湖西工場(静岡県湖西市)で、ジムニー ノマドがグルガオン工場(インド)だ。
ジムニーとジムニー シエラの違い
ここで改めてジムニーとジムニー シエラの違いを確認する。
ポイントを絞って説明すると、搭載エンジンの拡大(ジムニー/直列3気筒ターボ658cc→ジムニー シエラ直列4気筒1460cc)、ボディ全長の大型化(3395mm→3550mm)、ワイドフェンダーの装着によるボディ全幅の大型化(1475mm→1645mm)、ワイドトレッド化(前1265mm/後1275mm→前1395mm/後1405mm)、車両重量の増加(5MTモデルで40kg/4ATモデルで50kgジムニー シエラが重い)となる。
3ドアのジムニーとジムニー シエラに対し、ジムニー ノマドは5ドアのロングボディである。5ドアのノマドは3ドアモデルのシエラに対して全長で340mm長く、全高で5mm低く、ホイールベースで340mm長い。車両重量はボディが大きくなったので100kg増えた。
今回のノマド発表に先立ち、シエラとノマドを細部にわたり比較する機会を得た。結果、ノマド最大のトピックは高められた後席の居住性と、ラゲッジルームの拡大であることが理解できた。もっとも、ボディが大きくなったのだからこれは当たり前だが、シエラとノマドの間には数字だけで測れない大きな違いがあった。
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