話しかけたらアプリが連携「Galaxy S25」の新AI 検索結果を自動的にカレンダーに登録できる

✎ 1〜 ✎ 31 ✎ 32 ✎ 33 ✎ 34
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

便利なアプリ連携だが、対応アプリが少ないのは残念なところ。上記の例ではメッセージで送信したが、LINEを使うことはできない。対応していないアプリや動作が絡んだ命令をすると、Geminiが回答するだけといった挙動になることもあった。まだまだ万能ではないが、現状でも活躍しそうな機会は多い。Galaxy S25だけでなく、Pixelシリーズでも利用できるようになるため、対応端末を持っている人はぜひ試してみることをお勧めしたい。

次の“一手”を提案してくれるAIセレクト

AIエージェントとしてふるまうもう1つの機能が、AIセレクトだ。使い方はグーグルの「かこって検索」に近く、画面内に表示したコンテンツをAIが分析する。かこって検索はグーグルの検索につながるのに対し、AIセレクトはその内容に合わせた次のアクションを提案するのが大きな違いだ。検索ではなく、スマホの操作を進めるためのAIといえるだろう。

こちらは、先に挙げたGeminiとは異なり、サムスン電子が独自に実装した機能。そのため、Pixelなど、他社のスマホには提供されない。また、現時点ではGalaxy S25シリーズ以外のGalaxyにアップデートで追加されるかどうかもアナウンスされていない。いち早く使うには、Galaxy S25を入手する必要がある。

AIセレクトは、「エッジパネル」という画面の端から引き出せるランチャーの中から呼び出せるアプリの1つで、使いたいときにアイコンをタップするだけ。かこって検索のように、対象にしたいものを囲むと、それを活用できる機能が表示される。

例えば、東洋経済オンラインの記事が表示されている状態でAIセレクトを呼び出し、文章部分を囲むと、「入力アシスト」というボタンが表示される。タップすると、文章を要約したり、箇条書きにしたりするAIの機能が立ち上がる。画面内に表示できる文章の要点だけをサクッと把握するために活用できるというわけだ。

とんかつの写真を選択
画像を選択したところ、イラストを生成する「スケッチアシスト」アプリや、傾きを直す「生成AI編集」が提案された(筆者撮影)

同じAIセレクトでも、検索や写真に撮ったレストランのメニューを選択した場合には、別の機能が提案される。今回試したところ、「翻訳」や「マップ」が提案された。翻訳を選ぶと、画面内の文字が別の言語に置き換わる。外国語で書かれたメニューを読みたいときに、便利だ。マップを選択すると、同ジャンルのレストランが表示された。

次ページほかにもAIを活用した新機能が多数搭載される
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事