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吉野家の跡地に出現「おしゃれカレー店」の実態 新業態を直撃!味のクオリティは申し分なしも…

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  • 大関 まなみ フードスタジアム編集長/外食ジャーナリスト
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ここは以前吉野家だった場所で、同じ物件の業態変更になる。

看板は「しあわせのビーフカレー」の文字が大きく、店名の「もう~とりこ」はおたまをモチーフにしたロゴの中に小さく収まっている。

あえて店名を認知しにくいファサードにしているのは、何か意図があるのか。

インスタ女子やインバウンドがターゲット?

まずは店内の様子を見ていこう。シンプルで落ち着いた色味を基調に、しゃれたペンダントライトやスパイスをモチーフにしたアートがさりげなく飾られ、カフェのような雰囲気だ。

女性も入りやすく、席間も比較的ゆったりしている。吉野家コピペで言われる「刺すか刺されるか」という殺伐とした雰囲気はみじんもない。昔ながらの吉野家に慣れた人から見ると、随分おしゃれに感じられるのではないか。

店内はこんな感じ。清潔感があって、非常にいい感じだ(筆者撮影)

気づいたのが、席上の網棚だ。何気なく設置されているが、この上にスマホのカメラを下にして置き、網目の間からカメラで撮影することで、食事の様子が真俯瞰(まふかん)で撮影できるというものだ。

テーブル席の頭上には網棚が。単なる飾りではないし、荷物置き場でもない(筆者撮影)

このムーブメントの発祥は亀有の「フーフー飯店」という居酒屋だ。

もともと荷物置きとして客席の頭上に設置されていた網棚にお客が自主的にスマホを設置して撮影。真俯瞰というこれまでにない画角に多くの人が反応し、バズを引き起こした。

この網棚の撮影手法はSNSで瞬く間に広がり、同じような写真や動画を撮りたいお客、主に若い女性が同店に詰めかけた。

この画角がウケた要因としては、写るのは自分の頭上のみで顔が写らないこと、テーブル上の皿の賑わいが表現できること、網棚にスマホを置きっぱなしで動画撮影ができて食事や会話に集中できること、などがある。

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