約10年で半減「ローソンストア100」衰退の必然 まいばす戦で消耗、減少も「悪い変化」ではない

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スーパーとコンビニが戦う時代

ニセコ化するニッポン
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「ローソンストア100」の数は減る一方で、新規出店はない。なぜならば、特にコロナ禍以後、ローソンはスーパー化しており、スーパー需要を満たすための「ローソンストア100」は必要がなくなったのだ。

つまり、「ローソンストア100」の大量閉店は、ローソン自体がじわじわと「スーパー化」していることを表しているともいえるわけだ。

ローソンを例に見てきたが、おそらく今後の商業施設の推移を見ていくときには、コンビニ・スーパーといった枠組みはあまり意味がなくなるかもしれない。

むしろ、それらを同じ土俵で比べ、分析する必要が出てきている。そう考えると、「ローソンストア100」を少しずつ減らしているローソンは、「適切に、撤退戦を始めつつある」とも言えるのかもしれない。

【関連記事】ローソン「最近めちゃ行く人」が増えた納得の理由 消費者に寄り添った、実用的なコンビニに進化 では、ローソンの進化について、チェーンストア研究家である谷頭和希氏が詳細に解説している。
谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家

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たにがしら・かずき / Kazuki Tanigashira

都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家。1997年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業、早稲田大学教育学術院国語教育専攻修士課程修了。「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第三期」に参加し宇川直宏賞を受賞。著作に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』 (集英社新書)、『ブックオフから考える 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社)がある。テレビ・動画出演は『ABEMA Prime』『めざまし8』など。

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