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スポーツカー将来不安説に納得できない背景3つ トヨタGR/スバルSTI…オートサロンで見た根拠

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一方で昨年の東京オートサロンでお披露目され、KINTOでの貸し出しも話題となった、「AE86」のBEV化や最新エンジンスワップ(換装)などの事業化も進む。GRにとって、今年は正念場となるだろう。

次に、昨年末に経営統合に関する記者会見を行い注目を集めた、ホンダ、日産、そして三菱自動車についてだ。

3社それぞれの関係者と意見交換する中で、経営統合の話題も出たが「本格的な協議が始まったばかり」と、今後の動向を社内でも注視するしかないという。多くの関係者が、期待と不安が入り混じった表情をしていた。

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無限/TYPE R/HRCと名は多くても

ハイパフォーマンス系ブランドについては、仮に経営統合が実現したとしても、「一般論で考えれば3社ブランドは継続」という見方が主流だ。

そのうえで、もっとも気になったのはホンダである。なぜならば、ホンダは今、明確に「これがハイパフォーマンスブランドだ」と呼べるものがないからだ。

ホンダには「無限」があるが、アフターマーケット用品の一部を指すブランドであり、グレードに無限の名は使われていない。

その一方、「タイプR」の名称の存在感は大きく、今回も特別仕様車「シビック タイプR RACING BLACK Package」の発売を発表した。

「ホンダが長年培ってきたレーシングスピリットを表現する」というインテリアを採用(筆者撮影)

また、F1と2輪の最高峰レース「MotoGP」を頂点とするモータースポーツ活動では、「HRC(ホンダ・レーシング)」というホンダ関連企業が、表に出ている。今回のホンダブース内では、無限/タイプR/HRCが併存する状況にあった。 

そうした中、今回は「ホンダスポーツ」という形での訴求を発表。スポーツ、モータースポーツ、スポーティカーを融合した世界感を描いたテレビCMを公表した。

ホンダは当面、次世代ハイブリッドの「e:HEV」と、BEVの「ゼロ シリーズ」が同時進行される。ホンダスポーツの行方に注目したい。

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【NISMOより現実的なキャラバンの提案】

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