新型車続々、2025年スポーツカー人気復活の兆し プレリュードやシビックなどの注目モデル公開
かつて一世を風靡した国産スポーツモデル。とくに1960年代後半から1990年代頃までは、2ドアや3ドアのクーペなど、さまざまな高性能モデルが各メーカーから販売されていた。だが現在は、各社がリリースするラインナップもわずかとなり、売れ行きも好調とはいえなくなっている。
ところが、「東京オートサロン2025(2025年1月10~12日・幕張メッセ)」では、国内メーカー各社が市販前提のプロトタイプから特別限定車など、多様なスポーツモデルを発表。チューニングカーやカスタマイズカーの展示会として40年以上の歴史を誇るこのショーは、もともとスポーツカー好きの来場者が多いことで知られており、スポーツモデルの展示は比較的多い。だが、それにしても今回は、市販前提やそれに近い仕様の新型モデルが、例年にないほど多く展示された印象。まさに「国産スポーツカーの復興か」と思わせるほどの活況ぶりだった。
ここでは、そんな国産スポーツモデルのなかでも、今回のショーで初披露となった7つのモデルを中心に、それぞれの特徴や魅力を紹介する。
今秋発売予定のホンダ「プレリュード」
まず、ホンダで注目だったのは、往年の名車のモデル名を継承した新型クーペ「プレリュード・プロトタイプ」。2025年秋に発売予定であるこのモデルは、かつて若者を中心に大きな支持を受けたクーペタイプのスペシャリティカー「プレリュード」が元祖。とくに1980年代から1990年代に登場した2代目や3代目は、当時のクルマにない斬新なデザインなどにより、女性からも大きな支持を受け、女性を誘ってドライブするのに最適なクルマ、いわゆる「デートカー」という流行語も生み出したことでも知られる。
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