新型車続々、2025年スポーツカー人気復活の兆し プレリュードやシビックなどの注目モデル公開

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その車名を受け継ぐのが、今回展示されたプレリュード・プロトタイプだ。このモデルは、2023年10月のジャパンモビリティショーでホンダが世界初公開した「プレリュード・コンセプト」がベース。車体には、元祖と同じクーペスタイルを採用しつつも、より流麗なフォルムとすることで、現代的スポーツカーのテイストを加味。今回の展示車両では、それにエアロパーツを装着したカスタマイズモデルとなっており、よりスポーティさをアップさせたフォルムを演出している。

ホンダの最新技術「ホンダS+シフト」

プレリュード・プロトタイプのリアビュー
プレリュード・プロトタイプのリアビュー(筆者撮影)

ちなみにホンダでは、今回の東京オートサロン直前となる2024年12月18日に、独自の2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を進化させた次世代技術を発表。なかでも注目なのが、新型プレリュードにも搭載する「ホンダS+シフト」というe:HEV向け新技術だ。

これは、ハイブリッド車ならではの高い環境性能はそのままに、加減速時に緻密にエンジン回転数をコントロールすることで、ダイレクトな駆動レスポンスと鋭い変速を実現するというもの。一般的にハイブリッド車は、電気式CVTなどを搭載するため、パドルシフトを持つモデルでも減速度を変更できるだけで、変速時のフィーリングは擬似的な感じだ。一方、ホンダS+シフトでは、メカニカルな変速機構を持たないe:HEVながら、ステアリングに備わるパドルシフトの操作を行うことで、まるで有段ギアを変速したようなリニアな変速レスポンスを味わえるという。

プレリュード・プロトタイプに装着されていたタイヤ&ホイール
プレリュード・プロトタイプに装着されていたタイヤ&ホイール(筆者撮影)

また、「アクティブ・サウンドコントロールシステム」という技術も新採用する。これは、エンジン回転数と同期した迫力のある音を室内のスピーカーから流すことで、エンジンサウンドの音質を高める機能だ。これによってドライバーは、まるで昔ながらのエンジン搭載のスポーツカーに乗っているような高揚感を味わえるという。

そして、これら新機能を持つ次世代e:HEVを搭載するのが新型プレリュード。燃費と走り、そしてサウンドまでを調教した最新モデルが、いったどんな乗り味を体感できるのか今から気になるところだ。

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