新型車続々、2025年スポーツカー人気復活の兆し プレリュードやシビックなどの注目モデル公開

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価格(税込み)は232万9800円~240万1300円。2025年3月から2025年11月までの期間限定生産で、2025年3月19日より発売予定だ。なお、標準仕様のスイフトスポーツは、2025年2月に生産を終了し、販売は在庫がなくなり次第終了となるという。

いまだに人気の高いモデルだけに、生産終了となることを残念に思うファンも多いだろう。また、後継モデルを期待する声も大きいだけに、今後の動向が気になるところだ。

市販予定モデルが多かった東京オートサロン2025

日産ブースに展示されていたGT-RとフェアレディZ
日産ブースに展示されていたGT-RとフェアレディZ(筆者撮影)

このように、今回の東京オートサロンでは、限定車や特別仕様車も含めた市販予定のスポーツモデルが目白押しだったことが印象的だった。また、コンセプトカーでも、ホンダのプレリュードは市販決定だし、ダイハツのミライースGRスポーツのように「実現可能性が高そう」なモデルもある。各メーカーがこれだけ販売を意識したモデルたちを続々と展示した背景には、とくに東京オートサロンは、スポーツモデル好きの来場者が多いイベントであることが大きいだろう。

TOYOTA GAZOO Racingブースでは、新型2.0Lターボをミッドシップに搭載されたGRヤリスMコンセプトも展示されていた
TOYOTA GAZOO Racingブースでは、新型2.0Lターボをミッドシップに搭載されたGRヤリスMコンセプトも展示されていた(筆者撮影)

しかも来場者は、2025年1月10日から12日までの3日間で25万8406人。コロナ禍前の「3日間で30万人」までには至らなかったものの、国内のクルマ系イベントとしては依然として最大級だ。そのぶん、ユーザーへの訴求力も大きいイベントであることで、例年、メーカーも市販スポーツモデルを比較的多く展示する傾向ではある。だが、今回はとくに多かったイメージだ。あくまで想像だが、それだけ国産スポーツモデルのニーズが、多少ながらでも復活の兆しをみせている証しなのかもしれない。

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国内の自動車市場は、今やSUVや軽自動車が全盛。しかも動力は、従来のガソリンエンジンから、ハイブリッドやBEVなど次世代のパワートレインに移り変わろうとしている。そんななかでも、スポーツモデルを愛する層は確実に一定数はいるはずだ。近年、「多様性」という言葉をよく耳にするが、それはクルマでも同じではないだろうか。クルマ愛好家のさまざまな嗜好に対応するためにも、スポーツモデルの火は絶対に消さないでほしいと願う今日この頃だ。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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